企業のコミュニケーション活動の中で使われるツールは、ホームページや製品カタログ、会社案内やSNSなど様々なものがあります。中でも情報発信のスピードが重要なツールは、制作スピードを上げるべく内製化のニーズが高まります。

デザインを内製化するにあたって、デザインのレベルは下がるもののスピードを重視するパターンや、外部のデザイン会社と同等レベルのものを内製化するパターンなど、ツールの目的や用途によってパターンは変わってきます。

様々なパターンはありますが、今回は内製化のスピードを上げるために、おさえておくポイントをまとめました。

デザイン内製化の下準備

どのツールを内製化するかを決める

単発で発生するツールではなく、年間ある程度の数や見直しがあるツールを内製化するのをおすすめします。ホームページのお知らせやニュースリリース、毎月発行の社内報、オウンドメディアコンテンツなどがそれにあたります。

社内の誰が内製化するのかを決める

原稿執筆からデザインレイアウトやデータ作りまで、ある程度のスキルのある担当者が必要になります。社員を育成するケースと、新たに人材を採用するケースに別れます。内製化するツールに合わせて、必要なスキルも変わってくるので、今の社員で担当できるのか、新たに人材が必要になるのかは、内製化するツールに合わせて検討が必要です。

どのように内製化するのかを決める

ホームページのお知らせやニュースリリースの更新は、WordPressを使って更新する仕組みを用意するなど、下準備をしておけばスムーズに内製化を進められます。紙のツールであれば使用するアプリケーションやフォントなど、ある程度の制作環境が必要になります。

どの部分で時間の短縮が図れるか

どのツールを誰がどのように内製化するかが決まると、どこで時間がかかっているのかを把握する必要があります。

新しい製品やサービスが出来たなど、何かしらの情報発信がしたい場合、

  1. デザイン会社への依頼内容をまとめる
  2. デザイン会社へ依頼する
  3. 出来上がりをチェックする
  4. 修正指示を出す
  5. 再度仕上がりを確認する

このような流れになります。

外部のデザイン会社に課題を理解してもらうべく、依頼内容をまとめる最初の部分ですが、内製化だとある程度自社の課題を理解している担当者が制作することになるので、この部分はかなりの省力化が見込めるでしょう。

それ以降は主にデザイン会社とのやり取りとなります。この部分も自社内でのコミュニケーションで解決できるのでスピードアップが見込めます。

内製化をして制作スピードを上げるには

あとは実際の制作スピードですが、これは担当者の力量次第です。デザイン会社並のスピードで処理できれば理想的ですが、専業でやっていない場合は難しい面もあります。

制作手法やアプリケーションなども日々進歩しています。自社内で制作できる部分と出来ない部分を上手く切り分けて、外部のデザイン会社と協業することも考えておく必要があります。

アドミレーションセンターは内製化の支援に加え、制作物の一部のようなスポット的な制作も可能です。内製化で限界を感じる部分があればご相談ください。

お気軽にご相談ください

デザイン関連やホームページに関わらず、クリエイティブ全般お困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。解決策を並走しながら考えさせていただきます。